いまだに信じとるけどね。「〇〇に行きさえすればそこには楽園が待っている…」
旅など非日常なら楽園はありうるけど、それが日常となると難しい。楽園は5分くらいで消えてしまうから。
強いて言うなら、今いる実家で働かずに昼まで寝てられる状況こそが楽園なんかもね。
それにようやく今の年齢で気がつけるくらいだから若い時にはわからない。思春期のときはある程度恵まれた状況にも関わらず「こんな地獄から早よ逃げたい…どこかに楽園が待っている」の気持ちでいっぱいでした。
そんなときなんかプロパガンダ見せられて“楽園”へそそのかされたら信じてしまうよなぁ…
というのもYouTubeでロンドンのムスリムの女の子三人がある日いきなしイスラム国に入るためにシリアに渡ってしまったドキュメンタリーを見てそう思った
15歳ってすごい危ういし、プロパガンダにすぐ洗脳されるし、思想が過激になりやすい年頃だから、親はまさかこんなことに…とか驚いてるけど、こうなったのも無理もないよなって。
二世だから祖国の厳しさも身をもってしらないわけだし、そこは自分の能力を発揮できるすばらしいパラダイスみたいな映像みたり吹聴されたらわたしでもあっという間に信じてしまうと思うよ。
彼女たちはとても優秀だったようだし、身なりもいいし、親も愛情に溢れていて、いわゆる不法移民や難民が過酷な生活とひどい差別を受けてその恨みつらみで…というルートとはまた違う気がする。
勝手なイメージだけどね。親の教育が厳しくてうぜーとかはあるかも。
あとは女の子っていうのもある。
特に思春期の女の子は、友達に誘われると連帯感がすごくて、だからよく女子高生が友達同士で飛び降りしたりする。男の子では聞かない。
そして、なによりソーシャルメディアの脅威だね。
イギリスは彼女たちをテロの脅威と判断して、戻ることをゆるしていません。それは他の若い子への抑止力としてもそうすべきと思います。
でもさ、わたしも彼女らと同じ状況だったらかなり危ういタイプだわ。
夢みがちで、ドラマチックを好み、そして人から影響されやすいところに、巧みなプロパガンダ見せられたらわたしはイチコロだよ…
そのくらいのときチェンメがめっちゃ流行ってたけど、わたしはガチでその文面だけで呪い殺されるって号泣するくらいの悪い意味で想像力というか感受性というかが激しくて、現実と幻想の境目がなかった。
今は大人になったしマシだけど、思春期ならやばかった。ましてや文面だけのメールでなくてインスタやTwitterで映像見させられたもんなら、速攻でやられてたわ。
幸い、行動力に欠けているから実際行かないとは思うけどね。怠惰なことは必ずしも悪いとは限らんな。
コメント