カナダってまったりのんびりおだやかモードなんだね。一言でいうと。
ジョンメイヤーみてたらあーアメリカだわー。なんて雑な感想だけど。
西海岸はどこも多国籍だからルーツわからんし、もちろんぱっと見アメリカ人かカナダ人かなんて見分けはつかないんだが、土地そのものや人々から醸し出される雰囲気はアメリカとカナダって全然違うんだね。
そら当たり前だろー?国がちげーから。
言い訳するとカナダはアメリカの地方だろくらいな先入観があったから…んなこと言ったらカナダの人に怒られてしまいそうだけど、まぁ怒らなそうだけど。
ヨーロッパみたいにそれぞれの国が色濃くじゃないから、なんとなくカナダは第2アメリカみたいな先入観を抱いていた。
それは違っていましたね。
どうちがうかといえば…?
アメリカはカナダとは全然違って、野心的でギラギラしてて「天下とってやんよ!!」ってのが強い。
ジョン・メイヤーかて飄然とした演奏で天才肌だからそんな一見暑苦しくないけど、めっちゃアメリカだなーってコンサート見ながら思ったわぁ。
あの才能だけで成功したわけでなく、野心の強いエネルギーがかなり影響している。
もしカナダで「天下とってやんよ!!」気質なら、アメリカ行けばってなるわな。
カナダはそういう競争社会でなく「ゆっくりしていってね!!」気質だから、ギラついた向上心を持つ人には向いてないなさそう。燃えたぎるエネルギーのやり場が無くなりそう。
どうでもいいこと思い出したんだけど、大学時代AKBがめっちゃ流行ってて選挙がすごく盛り上がってて全盛期だった。
で、バイト先の後輩の女の子が「かわいい顔に生まれたのにわざわざAKBに入ってそんな選挙でて自ら順位つけられにいく気がしれない。容姿に恵まれたら一般社会でちやほやされて楽しく生きてった方が絶対幸せだと思いませんか?」って意見を求められたんだよね。
この子はめっちゃカナダ的思想で、AKB入って総選挙でて上を目指すで!ってのがアメリカ的思想。
例えが古すぎるんだが。
わたしはどっちなんだろうなー。わからない。
野心はあったけど、野心があると苦しかったからのんびり生きていきたい。
でも野心があった頃が愛おしくて、がんばれなくてごめんなさいって気持ちにもなる。
んー
やっぱどこかで勝負事とか競争とかを求めてたはず。
だって夏目漱石のこころ読んだ時「向上心のないやつはばかだ」みたいなこといってたのほんとそれなーって思った高校時代だし。
でもプライドの高さや負けることの怖さと冷笑主義みたいのがあいまって苦しくなるからそういう競争から逃げる。降りる。
そうして空想や妄想の世界だけで「天下とってやんよ」だった厨二病になってしまいましたら、
本質はのんびりしてるし平和主義者で、まったりしたい。
でもどこかでまだ野心がくすぶってんな。「負けたくない」って。なにに?ってわけだけど。
野心家の自分と穏やかな自分が対峙してた人生でした。
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