バンクーバータラレバ娘 同窓会その2

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元ルームメイト3人組で再び同窓会しました。ティムで4時間ほどぶっ通しで喋りまくる会です。

参照)第一回:https://wakakoko.com/2022/11/11/同窓会?/

あーでもないこーでもないあーだったらこーだったら思う存分心の内を吐き出すのってほんとに大事だな。

愚痴るってメンタルを健康に保つためには必須。話し込むことでモヤモヤが解消されていく。同世代の似た境遇の気兼ねなく話せる人たちが同じ街にいるってだけでマジで救われます。

今日の主な議題は「なぜわたしはここにいるんだろう?」です。爆

カナダにいる意味が果たしてあるのだろうか?という共通のお悩みです。

カナダにいるメリットは、人の目を気にしなくていい・同調圧力のなさ・適当でいい・ルールにとらわれにくい・多様性です。

デメリットは、歴史と文化が浅くって街の奥行きとか面白みとか、情緒のようなものがないということです。単純に文化的に退屈だと言うことです。

例を出すとヨーロッパには文化(食文化)が多様で歴史も長いので街にいるだけで楽しいですね。スペインのイビサ島の城跡から見える夕日とか、パリのカフェのテラス席で食べるバケットとかたったそれだけで満たされるですね。日本で言えば神社で神聖な気持ちになるとか。

ただそこにいるだけで、ただ街を歩いているだけで、時空が広がると言うかとか見えない奥行きを感じます。

バンクーバーで夕日は見ても心を動かされることはないですし、テラスでなんか食っても味気ないっすね。なんか違うんだよなぁ。

おそらくそこはただの居住地だからです。

ちゃんと歴史を知らないという理由もあるだろうが、街から広がる匂い立つ歴史的な文化的な何かがなかなか感じられません。ちゃんと勉強したら何かが変わるかもしれませんが、現時点ではただの居住地です。

一人の子は食へのこだわりが強いので、とにかくここの食文化の薄っぺらさが辛いって嘆いてました。

デメリットはボロカス言い過ぎたのでメリットを挙げていきたいと思います。

カナダの大きなメリットは自然と街の共存です。

登山とかトレイルとかキャンプが好きならそれだけでかなりの加点になります。

それからどうしても母国から出ていかなくてはいけないという使命や理由がある人にとっては、ビザの門戸が広いというのがとても大きなメリットになります。

母国での生活の苦しさや母国の文化が受け入れられないなどの理由があるなら、ビザの取りやすさで言えば他の国と比べたら取りやすいため大きなメリットになります。

これら全て加味して査定すると、どうしてもデメリットがメリットを上回ってしまいまして、それゆえに「ここにいる意味はあるのか?」と自身に問う事態となったようです。

ただこれだけは言いたい。日本にいて「いつか日本を出たい。海外に住みたい。この国を出ていきたい。しんどいしんどい」言いながらも住み続けたままだったら、それはそれで辛かっただろうということです。意を決してそれを実行すること自体に価値がありました。

酸っぱい葡萄じゃないけど心のうちでそれを望みながらも「日本でいる方がいい。安全でご飯いおいしくて、安くて高品質な生活が手に入るから」と自分に言い聞かせて生きるより、こっち来て「あ、思ってたんと違う」って気づくのって、たどり着く結論は同じだとしても全然違う思考や感情なんだよね。

ここに来たこと自体にはすばらしい価値があって、今ここで経験できていることはとても貴重なことなんです。

なんてこと3人で話し続けてました。話している中でどんどん頭の中が整理されていきました。

モヤモヤが晴れて「あ、文化と歴史の感じられなさが自分を退屈にさせてんだな」ってのがわかった時まじでなるほどって思いましたよ。

あとはまだ働いていないので、そこがとても重要な要素ですよね。生きるうえで。

そしてまだ全然カナダのことわかってないです。文化も歴史も感じられないだけで、調べてみればとても興味深いものが見つけられるかもしれません。

歴史が浅くて薄っぺらい文化とか早急に決めつけるのはナンセンスで失礼すよね。

歴史を知ることで自分の瞳のレンズが変わり街が変わって見えてくる可能性だってあります。

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