クソみたいな人生を受け入れるということ

Are you in dream now?

の質問が授業であって、それは誰かが海外で暮らすことが一つの夢で今ちょうどその中にいると言ったのが始まり。

あなたは？

わたしも理論上ではそうなるわな。理論上では。

だが実際に、ここが夢の中かと言われれば首をひねる。

別にカナダがどうこうではなくて、わたしの生き方の問題で。

幼稚園児は「一年生になったーら♪」歌うように、小学生になったら楽しい中高生活になるのかな？って、高校生になったら大学生になったら夢みたいな生活かな？って期待を持つ。

唯一大学生では、社会人になるのが恐ろしくてその期待のない中で生きるのはなかなかしんどかったなぁ。

つまりは私自身の問題なんですよ。

人生を変えるには、習慣・人間関係・環境を変えましょう。環境変えるのが一番手っ取り早くて効果的って言うよな。

それはある意味合っているけど、変わらない自分自身ってのがどこにいこうがついて回って結果としてそれが環境にも習慣にも人間関係にも及ぼすんだ。自分の影からは逃げられないようにね。

誰も知らない白紙の世界で人生やり直したいって何度も願ったけど、それが叶っても自分の影がついてまわるからね。

ほんと嫌になるよ。

前にまとめサイトで見つけたこのツイートをふと思い出す。

7年ぐらい前、パタヤで自ら命を絶ったイギリス人の遺書がタイのニュースサイトで公開されていて、「イギリスでの人生はクソだった。だからタイに来れば人生が変わると思っていた。でもタイに来ても何も変わらなかった。クソなのは俺だった」と書いてあって、未だに思い出す。

— だいじろー (@DB_Daijiro) July 26, 2021

このイギリス人の絶望感は心をえぐるよな。人生を変えようと環境を変えたところで人生は変わらない。　

彼はおそらく環境による劇的な人生の変化を期待してそれにすがってパタヤまで来たのに全然変わらなかった。

期待が大きければ大きいほど、すがる気持ちが大きければ大きいほど絶望も大きい。

命を絶つ以外の選択がないほどに。

彼はおそらくイギリスにいればその淡いを期待を持ってもう少しは生きながらえただろうな。

理想郷にたどりついてしまったことで、何も変わらない現状を目の当たりにしてすべての頼みの綱が絶たれてしまった。

さて彼が生きながらえるにはどうすればよかったのでしょうか？

それはもうそのクソからは逃れられないと認めることです。理想郷などどこにもないことを受け入れることです。このクソみたいな日常こそ自分自身の人生です。

そんな環境がちょっと変わったくらいでわたしのクソさは変わらないんだよ。

どこまでもわたしはわたしだ。むしろクソな人生で何が悪いんだよな。

わたし自身もわたしの人生はクソなのは変わりようがないんだよ。理想郷に行こうが変わらないんだよ。

明るい未来．キラキラした生活・充実した毎日、なぜそうあらなければならない？とりわけ海外留学は。

クソでいいじゃん。荒廃してていいじゃん。絶望的でいいじゃん。

上等だわ。

それに気づけただけでも、ここに来た価値がある。ありがとうバンクーバー！