1秒を細かく分割していく

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大学時代、先輩の言った一言がどうも忘れらんない。
「ビヨンセは32分音符で拍とってんだよ!」って一言が。

そんときすげぇなるほどって思って以来、今も頭の中に残っている。

普通は4分音符で拍とると思います。タン、タン、タン、タン。裏拍なら、んタ、んタ、んタ、んタ。ちょっとリズム感ある人なら8分くらいかな。たたたたたたたたたたたたたたたた。


その音符が細ければ細かいほど、解像度が高くなり、それが高ければ高いほど、その人のダンスや歌声は、ビヨンセのように人を魅了したり圧倒したりします。
解像度が高ければ高いほど、きめ細やかな映像になるからです。

たとえばちょっと手を上げるだけの振りにしても、一般ピーポーは「1」の動きでやるところを、ビヨンセは「8」個にコマを分割してやるわけだから、注がれるエネルギーも神経も桁違いなわけで、それは一般ピーポーの目には見えなくても、ピーポーの心を打つのです。

それは持って生まれた才能でありますが、努力によって磨かれるものです。

さらにいえば歌や楽器の才能に溢れる人は踊らせてもすごいですよね。
それは普通の人には4分音符(♩)でとるところをプロは16分音符(♬)でとることで、歌としてピッチもリズムもパーフェクトにとる事ができるからです。
声質が微妙でも、これさえできてればいいんですが、逆にいくら通るいい声でもこれができてないと、キメが粗くてズレまくってて聞けたもんではなくなります。

きめ細かく、解像度を高く。
これは音楽にとってものすごく大事なことですが、生きていく上でもとっても大事なことです。

時間を、1秒を細かく細かく分割していけば、つまりそこへ集中し気を配れば、それは人の心を打つことになるし、自分自身の時間も伸ばすことができて、人生そのものが充実するからです。

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