昨日無事にこの旅のメインイベントであるペルーの伝統的なスピリチュアル儀礼のアヤワスカを無事に終えて、今はリマの空港にいます。朝です。
wacaco なんか可愛い。
空港泊して体はバキバキですが、気持ちは爽やかです。おそらくアヤワスカの効果でしょう。憑き物が落ちたように体も心も軽いんです。
だがしかし、そのセレモニー自体は超絶しんどくてわたしは安易に勧められません。
わたしはいわゆるバッドトリップに入ってしまい地獄の幻覚と幻聴で正直気が狂いそうでした。
幻覚はほんま想像を超えた地獄でした。バリ島の絵に出てきそうな絵柄。あるいはあのタヒチ島の画家の絵に近い。あぁあれだゴーギャン。
この絵柄でトーンを汚いピンクと紫と黒を基調にした感じの世界でした。
そこには蠍とかボロボロの売春婦とか気持ち悪い壺とか出てきて、幻覚なんだけどリアルすぎて逃げられません。おそらく地獄を具現化したらあれだわ。掃き溜め。
幻聴もマジで怖くて、突然爆音見たいのが頭の中に鳴り響いて鼓膜破れそうになる。それから常にジージーうるさくて、でも耳を塞いでも聞こえ続けるから幻聴。
謎言語の囁き声がまとわりついてきてそれもまた気持ち悪い。
そしてもうゲロというゲロを吐きまくり、からゲロしか出ないのに胃から込み上げてくるっていう。
で、座ってもいられなくて横になりたいんだけど、こんな時に浮かんできたのがブレイキングバッドのとあるシーンで「仰向けになって寝たら窒息死する」ところ。
あの薬物でラリって寝てしまったジェシーの彼女を、ウォルターが仰向けにして間接的に殺すシーンが浮かんできて、仰向けにだけはなるな!と警告音のようにそのシーンがループしで横向きで寝る。で、吐き気がきたら起き上がって、バケツにひたすらゲロをする。
あのドラマがこんな時に役立つなんて。あれは教養ドラマだったんだな。
こんなんであまりにも苦しいから「助けて!!」って言いたいんだけど、それすらも出てこない。日本語すら出てこない。
あとはなぜかあの自殺した韓国の俳優の遺影が頭から離れたなかった。
あのコーヒープリンスとかパラサイトとかわたしのおじさんに出てきたあのアジョシ。
その遺影が頭にまとわりついてくる。死神と共に。
で、そんな時わたしはとにかく心から「死にたくない!!!」ってなりました。絶対死にたくない。死んでたまるかって。
それもあってかあんなに中途半端に付き纏っていた希死念慮もすっかり消えてしまいました。
まぁそれだけわたしのメンヘラレベルは軽いというか、いわゆる病気ではない健康体ゆえにたった3日で消えたんだと思う。
うつ病の人はもっと時間を要するが、抗うつ剤とアヤワスカの組み合わせは非常に危険なようだ。
死に至ることもあるのでやめたほうがいいだろう。
で、よくいうワンネスの感覚とか、未来のビジョンとか一切なく、とにかくわたしは地獄の幻覚しか見ていないです。
だがしかし、そっから目が覚めると、めちゃくちゃ軽い。
デトックスなんかいわゆる概念と想像の世界に過ぎないと考えていたが、体感としてまじで軽い。毒素が抜けた感覚。
毒を持って毒を制した感覚。
もうあのクソまずいもんは2度と飲みたくないけど、今回この経験ができてよかった。
まじで、常に付きまとっていた心の重い石が消えました。
ほんとーーーにキツかったけど。
軽い気持ちや娯楽でできるものではありません(わたしのことです)
覚悟を決めてやってくださいね!
これがアヤワスカの木です。
わたしは今回awkipumaという施設で受けてきました。
イキトスからアマゾン川をボートで1時間ほどにあるジャングルの中に施設があります。
このオンボロボートでジャングルクルーズはなかなかスリルがありました。
電波も入らんところです。
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