扉恐怖症

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カナダの人ってすごく親切でどうぞどうぞの譲り合い精神が高いから、わたしもがんばろ!ってなる。

ごーあへごーあへ(お先にどうぞ)みんな言ってるわ。

しかしわたしがそれをがんばったところで、いつまであんたは扉開けてんの?状態になって、どこでストップすればいいかわからなくなって、オロオロしながらずっと扉を開けてる。

さっきもせまい扉で出ようとしたら、ちょっと先のタイミングで入ってきた人がいて待ってたら、続々とその人に続いて入ってきて完全に出るタイミング失ってしまった。

まるで大縄に入ろうとしてなかなか入れない子のようにタイミングを見計らって「‥あっ(今だ)、‥あっ(今だ)」って見送ってたら気さくなおばさまが困ったように笑いながら「オーマイガー」言ってわたしを出してくれました。

我ながら情けなくなります。

だから自動ドア以外の扉が怖くなってきてしまい、誰か人がいたら遠回りして一人で入れるまで待つような無駄な行動をとるようになってしまいました。

人の気配があると混乱起こしてしまい、挙句の果てにもうそこに入らなくていいと諦めてしまいます。

ほんとに、人生損しまくりですね。

損しまくってる割に損得勘定がかなり強いので、損したくない思いが強いので、こういう状況はなかなかつらいものがあります。

心が広くてケチ臭くない人ならこのような状況でも社会の緩衝材となりますが、わたしみたいにケチくさいやつは「わたしばっかり損してる!」みたいな勝手な被害妄想が起きてしまいそりゃあめんどくさい厄介者になりかねません。自分の意志でやってるにも関わらず。やべーやつ。

だから、もう諦めてくださいって思ったんだよ。

わたしが要領よくスマートに扉を開けるなんて一生無理なんですよ。

だからと言ってサイコパスにもなれないんだから、そのままずっと「あっ…あっ‥」言いながら扉開けてなさいって。

もうね、わたしがその損得勘定において損しなかったところでどうせほとんど価値のないものです。

だから、もうとことん損しろ!って。

おまえは人々の踏み台がお似合いだからよ。

わたしにはプライドの高さがあるのでちょっと難しいんですが、スマートで要領よい身のこなしよりは百倍簡単です。

こうなったらおれはとことん損してやるぜ!

みんな踏みつけてくれ!

よろしくな!

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