イーストヘイスティングを歩く

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今日はバス乗ってたらちょうどイーストヘイスティングのど真ん中で火事が起きたらしく通行止めで動かなかったから、バスを降りてしばらく歩く羽目になった。

イーストヘイスティングはいわゆるゾンビストリートで、YouTubeでみたフィラデルフィアとそうそう変わらないレベルの薬物中毒の人で溢れかえったところです。

まぁフィラデルフィアに比べたらぴりぴりしてないというかみんなぐでーっとしていて攻撃性はないので穏やかとは思いますが。

息止めて歩いていたら、フードトラックに並ぶ人の列があり、今日のメニューは白い肉とべちょっとしたごはんとしなびたにんじんのようでした。

おなかが空いているときは何見てももうまそうに見えますが、わたしはこのしょんべん臭いところで食べることを想像したらうげーっとなってしまいました。

長い列の先頭では、フードトラックのスタッフの女の子が配給に並ぶ人とフレンドリーににこにこ話しながら注文を聞いていました。

その姿があまりにもまぶしくて、息止めて吐き気を我慢しながら歩いてる自分の懐の小ささが身に染みました。

女の子は鼻ピをしたおしゃれで小柄な子で肌はつるつるで清潔感に溢れており、砂漠に咲いた花のようでした。

そしてそういう仕事はたいてい無償のボランティアです。

わたしもやってみたいのですが、今はそれほどの余裕はないです。

まぁそういう子は金があろうとなかろうと好きでやる人ですから、根本的に人間の出来が違います。

わたしは稼ぐ能力に欠ける資本主義における弱者のわりに金にがめついっすから、金あってもやんないでしょうが、それでもそのキラキラした女の子をみてたら、やってみたいなぁという気持ちが湧いてきたのです。

で、そのままてくてく歩いてたら、まだ若いであろう薬物中毒の女の子がぶっ倒れていました。

酸素マスクをつけられて救急隊は必死で救助してましたが、目視でですがおなかが全く動いていませんでした。息してないようでした。

イーストヘイスティングでは日常の光景なようで、みんなぼーっとしてそれを眺めていました。

ようやく通行止めおわりの場所までたどりつきました。バス停にはUBCの学生の育ちの良さそうなカジュアルだけど洗練された格好した賢そうな女の子が待っていました。

わずか数百メートルの中のことですが、情報量が多すぎて疲れてしまいました。

全然関係ないですが、これは昨日食べたアイス。上は抹茶でしたがパンプキンスパイス味です。

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