デイビーストリートの大邸宅

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昨日はひたすら歩いた。バラッド駅からロブソン通りを通ってイングリッシュベイまで。夏はよくこのコースを散歩した。この季節は久しぶりだ。

歩いてるとき聞いていたゆらゆら帝国の『空洞です』の歌詞には「なぜか町には大事なものがない それはムード 甘いムード」ってあるけど、この町のこと??

ムードというか文化とか情緒とか匂い立つものがない。雨上がりの匂いとか金木犀の匂いとか年末年始の澄んだ空気の匂いとか…そういうのがまるでない。

あるにおいは糞尿と大麻の臭いだけ。鼻の悪さも助けにならないほど強烈なドブの臭いもするんだよ。

そんなんで帰りはデイビーストリートから帰った。暗くなって雨も降り出した。

その通りにバンクーバーにはめずらしくなにか匂い立つような大邸宅があります。それは築100年の立派な個人邸宅です。

なかなか素敵なんだけど、ここは曰く付きの心霊屋敷とも言われてるそうです。

それはどうでもよくてそれよりも数年前の事件で、日本人の女の子がここに埋められて発見されたことがわたしにとってはこの邸宅に重みを持たせています。

好奇心旺盛で親切で礼儀正しい女の子だったようで、写真をみるととってもかわいくてキラキラしていました。

わたしは雨の中、何年越しだよなって話だけど、静かに彼女の冥福を祈りました。

ほんまそういう野次馬根性やめーや自分で思うんだけども…

ある日突然人生が断たれてしまうってどういうこと?って考える。

考えても全然わからなかった。

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