一組でいいから自分の納得がいく洋服が欲しいよ。

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持ってる服どれもこれも気に食わない!

ぜーんぶ捨てたい。

買う時はこれさえ買えばなりたい自分になれる気がするのに、購入後袖を通した瞬間やっぱちがう!とがっかりする。

試着しようが関係ない。

自分のものになった瞬間にその魅力は色あせてしまう。

その服に納得いかなくて怒りが湧いてくる。

よくいうモデルが着てるのをちんちくりんな自分が着ると全然ちがってがっかりというのとはまた違くて、なんか店頭ではキラキラ見えた服が袋に入った瞬間に輝きを失うのだ。

もちろんそんな服には愛着がわかずしっくりこない。

それは服だけでなくかばんとか帽子もすべてそう。

手に入れた瞬間急にださく思えてもういらない!ってなる。

だからものを大事にできないんだな。

ほんと1枚でいい、1組でいい。

自分の納得出来る究極のコーディネートの服が欲しい。

そうしたらその服だけ大事にぼろぼろになるまで着るから!

いくらでも出すから!

ほんとに頼むよ。

何買っても納得いかないから、毎日服と自分がちぐはぐな気分だし、自分はこんなもんじゃない本気に似合う服さえあればみたいに気持ちまで歪んでくる。

例えて言うなら少し前にみたNetflixの消えない罪って映画がすごくよくてね、サンドラ・ブロックは刑務所から出所したときプラスチックケース1箱分の荷物と今着てる洋服しかなくて、しばらくはそのおんぼろの洋服を着続けてたんだけど、あんな洋服がほしい。

あの心身ともにぼろぼろの状態のサンドラ・ブロックと色あせてうす汚い洋服とが第2の皮膚のようにしっくりなじんでて、それはもうすごい感激したんだ。

この色あせたカーキのコートとデニムと薄汚れた黄色のボストンバッグがほんとによく馴染んでた。

その寒そうなコートをみて周りの人が見かねて新しいものをプレゼントしてあげたくらいすごくおんぼろの服なんだけど、とにかくよく馴染んでたんだ。

なんかこういうもう着の身着のままで無一文になってしばらくその服1枚でしか生きて行けなくなったとき、周りからみたら惨めで汚くてみっともない洋服だとしても、わたしと一体化して守ってくれるような究極の1組の洋服が欲しい。

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