ほんとにもうこの季節のために生きてる。
大好きな秋。
今いろんなところで金木犀の香りのものが売っていますね。
フレグランス、ハンドクリームなどなど。
嗅いでみると、よくできています。すごくリアルです。
でもね、、だめ!!!これで嗅いじゃダメ!!!!
肌寒くて空が高い一時、よく晴れた日のお散歩中でしか嗅いじゃいけないです!
そんな日にふらふら歩いてて「あ!この付近にぜったい咲いている!!」って探すと近くにオレンジ色のそれがあって、人目を気にしながらくんくん嗅いで名残惜しく立ち去ることでしか嗅げない貴重な香りなんです!
だから、やめてくださいよぉ。そんなリアルにつくんないでください。
いい香り、大好きな香りがいつでも嗅ぎたいわけじゃなくて、そのわずかな一定期間にしか嗅げないから大好きな香りなんです。
だから、もう二度とフレグランス類は嗅がずに、実際咲くのを待ちます。
そして私はコロナ以前はいっつも、9月の終わりか、10月の終わりに旅してたんだよね。
すごいいい季節に、大好きな季節に、ちと寒ぃよってときに、さみーところへいくのが好きだった。
ポーランドよかったよなぁ。。。
「アウシュビッツいってくら」と言って行ってきた思い出。
『夜と霧』がめっちゃ好きで、最初から最後まで泣きながら読んで、絶対いつか行きたいと思ってまして、、
ポーランドだけ行くとかわりと変わってんねって言われたけど、確かにヨーロッパ周遊してこいって話だわな。
セレブなんだか、頭悪いんだか。
で、わたしはそんときフリープランツアーで頼んでたんだけど、アウシュビッツは何名以上からでおひとり様お断りされたから、
意地でも一人で電車乗り継いでいってやろうと意気込んで、この準備しないわたしが日本で徹底的に調べ上げて、英語も全然わかんないのに英語ガイドのコースでチケットとっていた。
そしてポーランドついてワルシャワのカフェでのんびりしてたら、電話がかかってきた。
わたしの電話にかけてくんのは職場くらいなので、こんな時にかけてくんなんてあたおか!と思ってキレてたらちがくてツアー会社で「ちょうど他の方たちがその日にアウシュビッツのツアーに申し込んだので良かったらどうでしょう」とのことで、即答でお願いした。
もうねぇ、電車やバスの乗り継ぎに不安がありすぎたから、まじでラッキー。
ホテルまで車で迎えに来てくれて、日本人のバックパッカーのギャル二人と一緒に行ったよね。
送迎してくれたポーランド人のお兄さんが日本語ぺらぺらでしたので、このお兄さんがガイドしてくれるか、もしくは通訳してくれんのかと思っていたら、ちょうど今日は日本人ガイドの中谷さんがいる日だからその人に案内してもらえることとなった。
この話何度もしちゃうんだけど、中谷さんがガイドだったかそうじゃなかったかで、アウシュビッツへ行ったことへの意味が全く違っていただろうから、この導きにすごく感謝してしまう。
ただ行って帰るだったらどうだったんだろう?もしくはその当時の今より乏しい英語の理解力で行っていたらどうだろう?全然違ってたと思う。
ただ悲惨でショックで食事ものどに通らなくて、みたいになっていただろう。
確かにショックはショックなんだけど、その日を通して、そこに生きた人たち、生き抜いた人たちの生命力みたいなのをすごく感じて、なによりそこが美しい場所で、よくわかんないけど、わたしもがんばって生きていこうっていう気持ちになったんだよね。
すごくつらいんだけど、ただ陰鬱な気持ちで帰るわけじゃなくて、これから自分がどうやって生きていったらいいのか?っていう未来を考えさせるようなすばらしいガイドだったんだよね。
遠い昔の歴史の中の出来事じゃなくて、今現在でもその憎悪や差別の感情は変わらずにあふれてるから、そんな中でわたしはどう生きていきたいか?っていうのをすごく考えたんだよね。
そして結論は明るくて元気なアンネみたいに生きていたいっていうものだった。
人間余裕がないとあっという間にものすごくやばい思想に染まれてしまうから、明るさと元気という人間として余裕があれば、そんなもの簡単にはねのけられるからという理由です。
そういう現在の軸で考えるような質問をたくさん投げかけてくださって、ガイドっていうか、もはや授業だったよね。
もう一度、また中谷さんのガイドでアウシュビッツ行きたいなぁと思ってます。
もう5年くらい前か~はやいもんだ。
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