どこの国でも変わらないのは

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街中でシワひとつない上質な洋服を着て、背筋をピンと伸ばし、穏やかな表情で佇む男女二人組、それはエホバの人たち。

誰も見向きもしないけど、しつこい勧誘もせず、ひっそりと佇んでる。どこの国でもね。

バンクーバーはボランティアとか募金の勧誘がアグレッシブで怖い。彼らがいることを20メートル前から察知して上手に逃げないといけない。シカトするのは心が苦しくなるからいかにその動線を避けるかが肝です。

絶対しないけど仮に募金したところでおそらくほぼ彼らのバイト代ですよね。馬鹿馬鹿しい。

エホバはそんなん絶対しないし、きちーっとしてて、好感すら覚える。

ところで近所に彼らの会館があって、それは新しくピカピカで二階建てで全面ガラス張りなので中の様子がよく見える。

夜になるとさらに中の様子がよく見えるんだけど、外は暗い中そこは白熱灯の優しい明るさで、そこにきちんとした服装の人たちが続々と集まっていくーその様子はアットホームな会合にみえて、なにか一つの使命に向かって集まったそんな人々はとても楽しそうです。

わたしは会館の中の彼らと自分の孤独を対比するのであった。

ほんと今までだったら異様だなーとか思ってたんだけど、今は素直になんかうらやましいなぁとすら思った。

今まではそんな浮世離れした人たちが突っ立ってたってだれも入信しねーよとか思ってたけど、心が弱った今ならわかる。

すーっと吸い込まれるように惹かれていくんだよね。

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