ダンスチャレンジみながら考えたこと

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Kpopショート動画のおもしろさの一つといえば、性別や事務所など、グループを超えたコラボのダンスチャレンジです。

いつものように何も考えずにスワイプしてたら、このチャレンジが出てきて、見ているうちに涙が止まらなくなりました。

妙に明るく楽しい曲調が余計に切なくさせます。

この動画が撮られた翌年に亡くなったお兄ちゃん(ムンビン)の笑顔には力がなくて、こんな可愛い妹(ムンスア)を置いていかなくてはいけないくらいつらかったんだなと思うと、そして残された妹の気持ちを思うと涙が止まらなくなりました。

彼女は最近アイドル活動に復帰したそうで、コンサートのあとに、このステージはみんなに見せたかったけど、どうしても見せたかった人がいたと語りました。

もうこの世にはいなくとも、遠くからあるいはすぐそばで見守ってくれているって。

がんばって強く生きててほんとうにすごいです。

心に空いた穴は塞いでも塞いでもどんどん広がっていくだろうに、彼女は生きていく道を選んだ。

お兄ちゃんもそうやって頑張ってきたけどついに修復不可能な地点まで来てしまい、一線を超えてしまったのかもしれない。

そんなこと誰にもわからないけど。

少しの衝撃で心に穴が空きやすく、傷やあざができやすい人でも、一定の速度で修復されれば人間は生きていけます。

でも負担が広がりすぎると、もうその修復するための細胞のようなエネルギーは枯渇してしまい、修復不可能となるのです。

休めばいいかと思われるのですが、一度その細胞が壊れてしまうと、休んだからといってなかなか戻らない。

ましてや彼のような特殊な職業は、休めば忘れ去られるかもしれないという恐怖が新たな負担を産みかねませんから。

すごい完璧主義だったそうですし。

優しげなお兄ちゃんの一生懸命作った笑顔をみると心が痛くなりました。

わたしはこれを食べて修復できるくらいにおめでたい人間ですから、彼の気持ちなんかわかるわけないんですが、改めてこの動画に出会って考えてしまいました。

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